MR. KAWASAKI

NICHIAS HAIPHONG COMPANY LIMITED社の川崎様は、ベトナム人への育成に人一倍情熱をお持ちなお方です。弊社とは2022年12月からお付き合いしており、目標管理制度のプロジェクト(図:MBOプロジェクトの流れを参照)、2023年には5S診断サービス及び研修を提供させていただきました。会社をご訪問させていただくと、いつも社員一人ひとりが元気に挨拶をしてくれるのが印象的で、職場の雰囲気が明るい素敵な会社です。

そんなNICHIAS社の社長の川崎様と、人事総務のDeputy ManagerのMinh Thu様、そして本プロジェクトにご参加されている受講者様4名のThang様、Phong様、Thu様、Lieu様をプロジェクト前の課題やプロジェクト後の成果などをお伺いしました。

「目標管理制度のプロジェクト」 に関する詳細内容は、以下の記事よりご覧いただけます。

「5S診断サービス及び研修」 に関する詳細内容は、はこちらのリンクよりご覧いただけます。(Link)

インタービューをまとめた動画はこちらのリンクよりご覧いただけます。【インタービュー動画】.  

 

【目標管理制度(MBO)の作成と運用について

図:MBOプロジェクトの流れ

【社長の川崎様インタービューについて

 

写真: 【川崎様インタービュー風景

 (左:弊社代表のTrang、右:川崎様)

インタービュー実施日:17/7/2023 

 

■ Q1:目標管理(MBO)の作成と運用についてプロジェクト実施前における課題は何でしたか?  

今従業員は450名がいるんです。それぞれの個々が半年に一回考課をするわけですけど、その考課の仕方っていうのが、今までは非常に定性的で、あるいは、その上司の依怙贔屓みたいなのがあったりして、あまりちゃんとした評価がされてなかったのがずっと今までだったんです。

今回、目標管理MBOっていうのを知ったんで、これを用いて公平に正当にそれぞれ従業員とかを評価してあげなきゃっていうところから、始めたっていうのがきっかけです。非常に良かったです。 

■ Q2:プロジェクトを進める中で良かったところ、大変だったところは何でしたか? 

まだ大変でしたっていうところなんですけど、やっぱり今までそういうシステムがなかったから、みんなにそういう概念を教え込むっていうのに、時間がかかったこと。それから、今まではやってなかったのっていうふうに思われて、それの説明が大変だったことですね。

良かったところっていうのは、やっぱりそれぞれの従業員に対して正当に評価ができるのです。ある一つの課題をクリアしたら何点、課題クリアできなかったら何点、非常にクリアーに定量的に人事評価ができたというのは良かったと思います。

■ Q3:サービス提供後に、貴社の目標管理制度に関する効果を実感されることはありましたか?

はい、まさに今がそうなんですけれども、実は1月から6月っていう半年で評価制度を使ったんです。御社の教育の下に作って、その6月の半年の評価期間が終わって、今ちょうど評価をしているところで、今までみたいに時間をかけることなく、定量的評価ができますので、正確になおかつ正当に評価ができるっていうところで、非常にメリットがあるか思います。 

■ Q4:AIMNEXTサービスにおいてよかった点を教えてください? 

はい、良かった点はもう◎(にじゅうまる)じゃないですか。*笑*

よかったのは、やぱりフォローアップ、いろんな私たちの方から質問とか悩み事とか問題点とか、ずっとフォローしてくれましたし。我々、日系企業なんですけど、どうしてもこうしゃべりたいこととかは、言語が日本語になりますけど、その日本語のコミュニケーションを先生方との日本語のコミュニケーション問題なしで、非常に良かったと言えばそこですね。 

■ Q5: 今後のAIMNEXTのサービスに関する期待は何ですか? 

例えば弊社に限って言うと、人材育成とかもそういう専門なんでしょうけども、これからやっぱりMBOシステムとか、ERPシステムとか、IT関係での業務の効率化みたいなものが出てくると思うんですよね。そういうところを、もうちょっと御社と一緒にやっていけたらいいなところがあります。  

 【管理部門のDeputy ManagerのMinh Thu様インタービューについて】

続きまして、マネジメント部門のDeputy ManagerのMinh Thu様にインタービューさせていただきました。 当時MBO研修やコーチングプロジェクトにおいて、弊社と受講者様の架け橋としてやり取りさせていただきました。プロジェクトが終わった後、社内でのフォローアップや制度の運用を担当くださっています。  


Ngo Minh Thu 様

 Q1:プロジェクトに参加する前と後で、受講者様はどのように変わったと感じますか?

以前は、自己評価のほとんどは部門長が部下に対してAからZまですべてをやっていました。たとえば、マネージャーがいる部門では、マネージャーが部下であるリーダー、サブリーダーのために行っていました。 MBO研修の後、優れる後継者チームを構築したい場合は、全員に機会と課題を与える必要があることも全員が理解しました。 部下は自分自身の目標を設定し、その目標を達成するために、段階的な計画を立てなければなりません。今までのやり方のままで、手を差し伸べ続けると、次の良い後継者チームを作るのは難しくなります。

したがって、研修後は、中間管理職層の皆が目標を設け、達成に向けるステップを設定することに、非常に積極的に取り組んでいます。 そして、部門・課も各課、階層別に、責任とやるべきことを非常に明確にアサインされていました。同じ目標、つまり部門・課全体の共通の目標を持っていても、誰が、どのタスクを行うかが明確に分かれており、重複することはありません

■ Q2:2023年上期のMBOを運用された後のご感想を教えてください。

以前の制度に関しては、皆は今ほど徹底していないことがよくありました。 現在、MBOを設定すると、計画では、何年、何月、何日に、どのようにやるのかという非常に細かい計画をみんなが立てて、実行の各ステップを全員が明確に書き込んでいます。

毎月、私はフォローしています。以前では、皆が仕事が遅れることがよくありました。 しかし、この MBO研修を通じて、日本人上司も MBO を非常に重視しており、受講者全員は、 MBOについて学んだこと、MBOをやったことでどのようなメリットが得られるのか、その重要性を認識し、非常に興味を持っていました。

だから、みんな真剣にやっており、私が決めた期限が来たら、みんなきっちりその期限通りに月次報告書を提出します。期限に間に合わなかった場合でも、全員が理由を明確に述べ、わかりやすく説明します。

そのため、上司にまとめて報告する際にも、結果が一目瞭然なので非常に便利です。 業務も軽くなり、上司も定期報告をもらうとチェックが少なくて済むのでとても満足しています。 報告書も緑は完了、赤は遅れなど明確に示されているので、理由も明記されています。

また、今年の下期は、MBO運用することに責任がかなり重いと感じました。 ただし、全員が下期の 6 か月間計画を提出すると、すでに順調に進んでおり、目標と実行手順を設定するのにそれほど難しいことはありませんでした。当社NICHIASでMBOを実施するにあたって、非常に効果的だと感じました。 

【MBOプロジェクトの受講者様インタービューについて】

続きまして、MBO研修やコーチングプロジェクトに参加されていた受講者様の4名に、研修の意義やプロジェクトに参加された後の変化についてより詳しくご意見をいただきました。 


■ Q1:MBO研修・コーチングプロジェクトを通じて学んだこと、最も興味を持ったことは何ですか? 

Ms Lieu – Sub Leader 

このプロジェクトで一番気に入っているのは、目標設定に対する私の認識が変わったことです。この研修とコーチングに参加していなかった頃は、目標設定は上級リーダーが行うものであり、私のような下級社員が行うものではないと思っていました。 そのため、目標を設定するたびにとてもプレッシャーを感じます。 

Mr Thang - Manager

一つ目は、全員の働き方がより体系化されます。

二つ目は、部下を励し、部下が実際に計画通りに実行するようにすることで、上司が仕事をコントロールしやすくすることです。

Ms Thu - Leader

私が好きなのは、以前は何事にも明確な目標を設定せず、自発的に物事を行うことが多かったということです。 つまり、全体的な目標や全体的な問題のビジョンがなく、それを段階的に解決することはできません。 今では、より明確でより一般的な目標を設定する方法がわかりました。  

■ Q2: プログラムの前後で、目標の設定と管理の方法に関して、個人的にどのような変化がありましたか?

Mr Phong – Supervisor

以前、私も MBO と非常によく似た目標設定を行い、目標を設定したものの、それでも一般的でした。たとえば、この期限までに目標を設定しましたが、実行プロセス中に少し気が散ってしまうことがあります。しかし、MBOでは各段階での目標設定がより明確になります。この段階で、何を行ったのか、どのように情報を交換するのか、以前よりもはるかに明確になったと思います。 

Ms Thu – Leader

私の中での最大の変化は、以前は明確な計画や目標もなく、すべてが自発的に行われていたことです。 問題が発生するたびに、発生した問題を解決するために、それをただ書き留めます。研修に参加した今では、全体を見る方法、自分の部門、自分自身、そして倉庫部門全体の明確な目標を設定する方法がわかりました。 そこから、私たちは部下がより計画的に働くように導くことができるので、倉庫部門の目標は何なのか、年初の 6 か月間での最初のステップは何なのか、私が何をしなければならないのかを全員が明確に決定できるようになります。部下もより明確に判断できるようになりました。

Ms Lieu – Sub Leader

目標設定に対する意識が変わったので、この研修を受講する前と後での目標設定も変わりました。自分の立場にふさわしい目標を設定すると、自信が持てるようになります。 2 つ目の変化は、自分の目標について上司と話すときに自信を持てるようになったということです。  

■ Q3:エイムネクストの研修プログラムや研修後のフォローについて、ご感想を教えてください。

Mr Phong – Supervisor

目標の設定方法について受講者を指導する点で、比較的にプロフェッショナルであり、トレーニング後は、受講者がどのように進めるべきかを理解するのに役立ちます。 


Ms Lieu – Sub Leader

他にもいくつかの研修コースに参加しましたが、エイムネクストの研修は非常に興味深いトレーニング方法で、聴く人を飽きさせず夢中にさせるものだと感じました。2つ目は、先生たちが目標設定や計画のプロセスのあらゆる段階で非常に熱心にサポートしてくれることです。 もう一つ印象に残っている点は、受講者がメモしたり、大まかな考えを言うステップがある場合、講師もキーポイントを把握し、それを非常に綿密かつ明確に表現していることです。自分がやっていることをうまく表現できないこともありましたが、講師はそれを的確に表現することができました。  


写真:NICHIASの皆様と弊社の写真 

  

X川崎様、Minh Thu様、Thang 様、Phong様、Thu様、Lieu様、インタビューにご協力いただきありがとうございます!